学生の子どもが、半年あまり続けたバイトを辞めることになりました。そのとき私が「バイトでも有給あるよ」と伝えると、子どもは「え!?そうなの?」とびっくり。最後のシフトを有給にして、辞められることになりました。
お店からは、有給の話は一度もなかったそうです。私が知らなかったら、子どもはたぶん有給を使わないまま辞めていました。
この記事では、子どもが人生初の有給を使うまでのことと、親として伝えたかった給与明細の話を書きます。
※お金や労働のプロではありません。わが家で実際にあったことと、調べてわかったことをそのまま書いています。

バイトに有給があるなんて、私も最近まで知らなかった
手荒れがひどくて、バイトを辞めることに
子どもは学生で、アルバイトをしていました。働き始めて半年あまり。3〜4時間だけの日もあれば、フルタイムの日もあって、週5日入る週もあれば週3日くらいの週もある、という働き方でした。
辞めることにした理由は、手荒れです。だんだんひどくなってしまい、今月いっぱいで辞めることになりました。
働いている間、お店から有給について聞いたことはなかったそうです。
「有給あるよ」と教えたのは私だった
たまたまYouTubeで見た
私が知ったきっかけは、YouTubeです。パートやアルバイトでも有給がもらえる、という動画がたまたま目に止まりました。
有給は正社員のもの、というイメージがあったので、「え、バイトにもあるの?」と気になって、子どもに伝えました。
子どもの反応は「え!?そうなの?」
子どもは「え!?そうなの?」と、本当に驚いていました。
結果的に、子どもにとっては人生初の有給になりました。

知らなかったら、そのまま辞めていたと思う
バイトの有給、何日もらえる?
調べてみると、有給はアルバイトにもあります。働き始めてから6か月続けて働き、決められた出勤日の8割以上出勤していれば、もらえるのが基本です。
ただし、週の勤務日数が少ない人や、働く時間が短い人は、日数が少なめになります。うちの子のように、シフトが週によってバラバラな人ももらえます。働いた日数の実績をもとに日数を計算する方法が、厚生労働省の資料に示されていました。
→ 厚生労働省「いわゆる『シフト制』により就業する労働者の適切な雇用管理を行うための留意事項」(PDF)
うちの子は、お店から5日と言われました。日数は働いた日数や時間によって変わるので、気になる人はお店に確認してみてください。

シフトがバラバラでも、ちゃんとつくんだね
店長にLINEしたら、あっさり通った
契約のときの書類には書いていなかった
子どもに聞いてみると、働き始めるときに労働条件通知書(働く条件が書かれた書類)はもらっていたそうです。でも、有給のことは書いていなかったとのこと。
これでは、自分に有給があるなんて気づきにくいですよね。
店長の反応は「特になし」
有給を使いたいことは、子どもが店長にLINEで伝えました。店長の反応は、特になし。何か言われるかなと少し心配していましたが、すんなり通ったそうです。
LINEだと、いつ何を伝えたかが残ります。あとで「聞いていない」とならずにすむので、よかったと思います。
有給は、最後の出勤日までの日に充てて使い切ることにしました。手を休めながら、バイトを終えられそうです。

言ってみるものだね
辞めていった学生たちは、知っていたのかな
子どもの話では、これまでにもバイトを辞めていった人は何人もいて、ほとんどが学生だったそうです。でも、有給を使って辞めた人は1人しか知らないと言っていました。
本当のところはわかりません。ただ、有給があることを知らないまま辞めていった人もいたんじゃないかな、と思っています。
もうひとつ大事なのが、有給は辞める前に使うものということ。有給は働く日を休みにするものなので、辞めたあとは使えません。労働局が紹介している学生アルバイトの相談事例でも、退職する前に申請して使うよう説明されていました。
→ 茨城労働局「学生アルバイトの労働条件に関する相談事例」(PDF)
親として伝えたかった「給与明細を見て」
今回、子どもに「給与明細を見られるようにしな」と言いました。明細は紙ではなくネットで見る仕組みのようですが、見方がわからず、内訳を知らないまま働いていたんです。
返ってきたのは「有給取れたからもういい」。
気持ちはわかります。でも、明細の見方がわからないままだと、この先も何にいくら払っているのかわからず、なんとなく給料を受け取るだけになってしまいます。
それでも、これだけは伝えました。「最後の給料に有給の分が入っているか、確認してね」。せっかく使った有給の分が払われているかは、自分で確かめるしかありません。

明細は、自分を守るためのものなんだよね
じつは私自身も、退職前に自分の有給を確かめて、使うことができました。そのときのことは、こちらの記事に書いています。
→ 「有給はたぶん無い」と思っていた私が、労基に電話して退職前に7日消化できた話
学生バイトの子がいる家で、確認しておきたいこと
- 働き始めて半年たっているか(8割以上出勤していれば、有給がつく)
- 有給が何日あるか(わからなければ、お店に聞いてよい)
- 辞めるなら、最後の出勤日までに使い切る(辞めたあとは使えない)
- 使いたいことは、LINEなど記録が残る方法で伝える
- 最後の給与明細に、有給の分が入っているか
さいごに
有給は、バイトでも働いた人に認められた休みです。でも、お店が教えてくれるとは限りません。
うちの場合は、たまたま私が知っていたから使えました。子どもにとっては、今のうちに社会のルールを身をもって知っておけたのはいいことだと思っています。次のバイトでは、給与明細に何が書いてあるのか、少しでも関心を持ってくれたらうれしいです。
有給の日数や条件は、働き方によって変わります。詳しくは、お店や公式の窓口で確認してくださいね。

